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さて、全車両を周り、”知り合い”を見つけることが出来なかった僕。
次に出来ることは何だろうか?
そういえば…自分は失くしものが多いほうで、財布もこれまでに数回紛失したことがあります。
その対策として、BlueToothチップでスマホや財布の場所が検索できる「Tile」を使用していたことを思い出しました。
こいつを利用して、本当にカバンやポケットなどの身の回りにiPhoneがないかどうかを確認することにしました。
このTileという薄型のチップiPhoneに連携させておくと、iPhoneからTileの音を鳴らしたり、地図上でどこにあるかをお知らせしてくれる機能があります。
逆に今回のようにiPhoneが無くなってしまった場合は、近くにあればiPhoneの音を出すことが出来ます。
つまり財布の中に入れておいたこいつを押して、音が鳴らなければ近くにはないということになります。
ということで押してみます。ポチ。
はい、何も起きません。近くにない可能性が高いです。
さらにもう一つ思いつきました。
AppleのAirPodsを持ってきていたのを思い出しました。
iPhoneが近くにあれば、これを耳に入れた瞬間に「ドゥルンッ!!」と鳴って接続されるはずです。
一応耳に入れてみます。シーン….
iPhoneがはやぶさに乗って函館に向かってしまった可能性がかなり高くなりました。残念…
さあどうしよう?
まずこういうときに協力してくれそうなのってやっぱり乗務員さんだよね。ということで、一番話しかけやすそうだった車内販売のお姉さんに声をかける。(画像はイメージです)
僕「すみません、お願いがあるんですけど…」
お姉さん「はい、なんでしょう?」
うん、これはいける感じだ!なんでもお尋ねください感がすごい!これはもらった!
僕「〇〇××というわけで、スマホを貸していただきたいんですが…
仕事の目的地も分からなくなってしまったのですが、Googleで<ウィリアムス浩子><名古屋><ちあきなおみ>で検索すれば今日の現場がすぐ分かるはずなんです。それを調べたいのです。
あとできればiPhone探す機能で今私のiPhoneがどこにあるかも知りたいのです。」
お姉さん「個人のスマホをお客様にお貸しするということは出来ないことになっておりますので、iPhone探す機能は難しいと思いますが、目的地の方はお調べしてお伝えすることが出来ると思います。お席で少々お待ちください。」
僕「ありがとうございます!」
それから30分ほど経過…
あれ?もう名古屋着いちゃうんですけど。ってことで席で待っていろと言われたのに席を立ち、またお姉さんのところへ。
するとほかの乗務員に伝えたはずなのですが、と言われ、今度はその乗務員さんがここに来ることに。
その間にお姉さんはどこかに行ってしまって、その乗務員さんにまたイチから説明することに…こういうの多いな。まぁ仕方ないんだけど。
それでそのお姉さんが調べてくれたと思われる駅名と目的地が書いてある紙をもらった。
これでなんとか目的地にたどり着ける!
目的地にさえたどり着けば、知り合いがいるのでなんとかなりそうです。
iPhone探す機能は出来なかったけど、ありがとうお姉さん!!!
さて、少しだけ安心して座席に戻った僕。
眠い…だが寝ている場合ではない。
my iPhoneはまだ見つかっていないのだ。
iPhone探す機能はWindowsPCからもブラウザで使えたので、ブラウザさえあればなんとかなるはず。
つまり、iPhoneユーザーじゃない人も僕のターゲットになるのです。
ちなみに…隣のビジュアル系ギタリストさんは…チラッ
ん!?どっちだ…!?この角度からではわかりにくい!
最近のスマホは全部同じ形状だから遠目ではわからん!!ま、どっちでもいいんだけど。
でもAndoroidユーザーだったらiPhone探す機能の説明からしなきゃいけないパターンもあるわけじゃん?そういう意味ではやはりiPhoneユーザーのほうが話が速いのかもしれない。
ただ名古屋に着くのをボーッと待っているくらいなら、一歩踏み出したい。
こういうときにじっとしている方が辛い性格なのです。
ここはやはり、思い切ってこのビジュアル系ギタリストさんに声をかけるしかない。がんばれおれ!!!
僕「すみません、あの、お願いがあるんですが…」
ビジュアル系お兄さん「…」
つづく