一眼動画を始めたい!どのレンズを買えばいいの?②

前回はズームレンズと単焦点レンズについて書きました。

一眼動画を始めたい!どのレンズを買えばいいの?

今回はレンズのスペックについて書いてみたいと思います。

レンズのスペックをCheckする上で重要な点はたくさんあるのですが、ズームレンズ、単焦点レンズ問わず、まずはこの3つを押さえておけば間違いないです。

・解放F値

・焦点距離

・重量

 

 

<解放F値>

解放F値とはレンズの絞りを最大に開けたときにF値がどこまで小さくなるかという値です。解放F値が小さいほど明るくなり、ボケが強くなります。

また、解放F値はズームレンズだと最小でもF2.8までというレンズが多いですが、単焦点レンズだとF0.95まで値が小さくなるという驚愕のレンズもあります。

 

 

<焦点距離>

焦点距離は前回の記事でも触れましたが画角を表す数字だと覚えておきましょう。数字が小さくなるほど広角になり、大きいほど望遠になります。

また、値が大きいほどボケが強くなります。

風景などの情報量の多い映像を撮影したい場合は広角レンズを、ポートレートなどでボケ表現を利用したいときには中望遠レンズを、鳥や飛行機など遠い被写体を撮影したいときは望遠レンズを、というように使い分けます。

とりあえず1本だけ単焦点レンズが欲しい!という方にオススメなのはフルサイズ換算35mm~50mmあたりのレンズです。フルサイズ換算については後ほど書きますが、マイクロフォーサーズなら15~25mm、APS-Cなら20~35mmあたりのレンズになります。Panasonic(Olympus)ユーザーの私がオススメするのはこれです。


少し広角寄りですが、非常に軽量で解放F1.7と明るく夜も使えて、AFも速く画質にも定評がある非常にバランスの良いレンズです。多くのレンズを買ったり売ったりしてきた私ですが、これだけは未だに手放せずにいます。

静止画ですが以前撮影した写真を載せておきます。

動画ですとこのあたりのPVで多用してきました。

 

<重量>

これは説明の必要がないと思いますが、とにかく機材において軽さは正義です。機材が増えてきて照明・予備バッテリーや他のレンズなどを持ち歩くということになると、レンズ1本の重量が利いてきます。

また、もう一つ重要なのは電動ジンバルに載せて撮影するときに重すぎるレンズだと動作が安定しなかったり、そもそも載せられないパターンもあります。

逆に重さを犠牲に明るさ・画質のスペックを高めたレンズもありますし、最終的にどこを妥協するかで選ぶべきレンズが決まると言っても過言ではありません。

 

レンズ選びは非常に悩ましい問題のですが、逆にだんだんそれが楽しくなってきます。全然期待していなかったレンズが非常にいい仕事をしてくれたり、価格が安いけど自分の用途にはバッチリ!ということもあります。

最近はオークションやフリマアプリなどのユーザーが増えてきたので、買って気に入らなければ売却することも簡単な時代です。気になるレンズはとりあえず買う!ってのも手だと思います。

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